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2014年11月 2日 (日)

神田古本まつり

10月31日、神田古本まつりへ行って来た。
最近は、神田古書街へは古本まつりの際に足を運ぶのが定着した。

古本まつりへ出かけるにあたり、目標を立てて行くようにしているが、今年は妻に頼まれた以外は特に考えずに行った。

或る年は「荷風全集」であったり、また別の年はギボン「ローマ帝国衰亡史」全11巻であったり、辻邦生「背教者ユリアヌス」箱入り本であったり、トーマス・マン「ファウストゥス博士」であったり、講談社「人類の知的遺産シリーズ・トマス・アクィナス」だったり、昨年は北杜夫「楡家の人々」単行本だった。

そうして自分の読書プランのための本は着々と入手して行き、身辺はそれら順番待ちの本が次第に溜まって来て、さしあたり今欲しい本は特になかった。
よって、神保町交差点の青空市から見て行った際に念頭にあったのは妻から依頼された岩波文庫「石橋湛山評論集」と「週刊東洋経済9月27日号」(石橋湛山の記事あり)だけで、あとはいい掘り出し物があれば・・・という漠然とした期待しかなかった。

岩波ビルの九段側路地で、いきなり岩波文庫「石橋湛山評論集」を見つけた。値段は¥200。
この場所では、何年か前に秋庭太郎「荷風外伝」をGETしている。

Uターンし、三省堂をめざして靖国通り沿いの青空市を覗いて行く。
文庫も多いが、それ以上に単行本が多い。
それと、全集とかセットものがかなり割安というか激安だ。新版の「荷風全集」が1万8千円という滅茶苦茶な値段!

一誠堂書店前で、筑摩全集の「ダンテ」発見!¥700。
状態を見るため函から本を出す。いい状態だ。
木更津図書館のそれがボロボロなだけに余計綺麗に見えた。
玉にキズははじめに蔵書印が押されていることだ。
しかし今これを見送ると、いつ出会えるかわからない。ためらわずGET。

帰宅後わかったことは今回手に入れたのは「世界古典文学全集」35の「ダンテ」。昭和39年の出版。
図書館の方は「世界文学大系」11の「ダンテ」。こちらは昭和48年の初版。
共に「神曲」と「新生」が収められていて、いずれも野上素一訳。
解説はどちらも野上素一なのは同じだが、「大系」の方がはるかに充実した解説になっている。
また「体系」にはエズラ・パウンド「The Spirit of Romance,Dante」の日本語訳が所載されている。
手元にある筑摩書房図書目録2,000年版を見ると、「大系」の方が¥5,500、「全集」の方は¥3,500と2千円もの開きがある。
今日図書館で確認したところ、廃棄してしまったのか「ダンテ」の巻は現在所蔵していない由。
かつては開架されていて、「大系」各巻がずらりと並んでいるのは壮観だったのだが、今は別の軽目の書籍に取って換わられていた。

歩を進める。「本と街の案内所」(正直ここは、スタッフの若い人達のレファレンス能力が不十分で、案内所として機能しているのか疑問だ。)の隣の「澤口書店」は文庫が充実。2Fは岩波新書との案内板があったが、今回は見合わせ。
田村書店の2,3軒手前で反対方向からやって来た友人とばったり。立ち話となったが、すずらん通りの「サンマルクカフェ」でコーヒーを飲みながら雑談。 

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この小宮山書店ガレージセール会場前で友人と別れ、「ラドリオ」、「ミロンガ」の通りから三省堂へ向う。

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この通りが尽きたあたりにある神保町シアターの広告ウインドウ。
レトロで何ともいい雰囲気なのでカメラに収めた。

三省堂へ入り、すぐのキャッシャー兼レファレンスで「週刊東洋経済9月27日号」を確認してもらうと在庫あり。
妻の依頼はこれで100%達成。

序でに3Fへ行き、高橋の手帳’15年版をGET。
あと先日新聞広告にあった別冊太陽の「諸星大二郎・「暗黒神話」と古代史の旅」、現物を見たいと思っていたが、見合わせた。

今回も来た甲斐があった。
すずらん通りから白山通りを竹橋に向かい、国立近代美術館で「菱田春草展」を見て帰途に就いた。

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