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2015年5月18日 (月)

鳥獣戯画展

15日、東京国立博物館「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」展へ行って来た。
ほのぼのとした癒しを与えてくれる甲巻が眼目で、為に前売券を入手していた。

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が、甲巻展示スペースには長蛇の列。立札の待ち時間は160分。
他の展示を一通り見て、時計は早や5時を指していた。金曜で8時まで開いているが、閉館時間ギリギリまで行列へ身を投じていなければならない。
2時から3時間鑑賞して疲れてもいて、甲巻を見ないで帰るのは辛いが背に腹は替えられない。
見切りを付けて平成館を出た。

東博の特別展は人気が高く、平成館入り口前の屋外へ行列させられることが多い。
この日、外の立札の待ち時間は80分とあったが、実際は30分だった。
日傘の貸し出し、給水等の配慮はあったが、この日みたいに暑いと体調を崩す人が出かねない。

そして中でも甲巻を見るには、行列へ並ばなければならない。
こういう展示方法しかないのだろうか?ちょっと割り切れないものを感じた。

東博では過去2度、お目当てを見ることなく帰る経験をしている。

最初は'12年1月11日の「北京故宮博物院200選」。
この時は「清明上河図」が目玉で、やはり160分待ちだった。この時は後方から作品を窺うことは出来たのでまだしもだった。

そして2度目が昨年7月4日の「台北故宮博物院展」。
この時は「翠玉白菜」が目玉で、この作品だけ展示期間が約2週間と限られていた上、この1作のために本館特別5室をあてがう隔離展示。

意図的に主催者がハードルを上げているのでは?と勘ぐりたくなったことを記憶している。
私が行ったのは展示終了の3日前で、屋外に行列が出来ていて見る気持ちが失せてしまった。

過去を振り返ってみると、自身にとって空前絶後となるであろう経験がある。

'00(平成12)年6月、フェルメールが初めて日本へ来て、妻と共に大阪まで行った事だ。
天王寺公園の大阪市立美術館「フェルメールとその時代展」である。
24日、待ち時間が2時間30分と途方もなくて見合わせ、翌25日に出直すと前日を上回る3時間30分となっていた。

フェルメールを見るためにわざわざ大阪まで行ったので、諦めるわけにも行かず行列に入り、結局入館出来たのは10時に並んで3時間後の1時過ぎだった。
それにしてもよくぞ頑張り通したものと我ながら感心している。今は無理かもしれない。

「鳥獣戯画展」はサントリー美術館でも開催されている。
'07(平成19)年11月23日に国立新美術館の「フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展」へやはり妻と行った際に東京ミッドタウンへ立寄り、偶然に開催を知り、鑑賞することとなったのだった。

これはその図録の表紙

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美術鑑賞には、行列に耐える気力、体力が必要だ。
そして混雑の中で作品に向き合う集中力、強靭な精神力も。

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