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2016年1月13日 (水)

ウイーン・フィル・ニューイヤーコンサート2,016 -番外編その1

マリス・ヤンソンスの過去2回のニューイヤーコンサートの指揮ぶりがどうだったか興味を覚えたので録画タイトルをチェックしてみた。すると'06年のDVDがあった。
そこで今年との比較をするのも一興と思いつつ視聴した。
当時はアナログ放送を視聴していて、画像の精細度はだいぶ落ちるが、それは正直あまり気にならなかった。

これを見たのは3日で今年の放送のほぼ直後だったが、'06年の方へ軍配を上げたいというのがその時の正直な感想だった。

また今年と10年の隔たりがあるので、見ていて面白い発見が幾つかあった。
まずなんと言ってもマリス・ヤンソンスの年齢。当時62歳だった。
ウイーン・フィルのメンバーは、当時の人が結構現メンバーに残っている。
この時のコンサートマスターはライナー・キュッヒルだった。
またハーピストは今年と同じ女性だった。
それと、先のブログへ書いたヴァイオリン奏者の顔も見られた。この頃はまだ初々しさが感じられる。

オーケストラのサウンドだが、'06年の方が馬力があるように感じた。特にコントラバスのパワーがすごい。
カメラワークであるが、現在の方が格段に向上している。指揮者、オーケストラ、会場等へのアプローチが多彩なアングルからされていて、またカメラを移動させながら撮ったり今年の画面は躍動感に満ちていた。

ニューイヤーコンサートの聴衆の中からは有名人に行き当たることが多いが、この年も画面からは本当に当人か否かは自信がないが、ドイツのメルケル首相が鮮やかな青いドレス姿で、また黒人女性から語りかけられてうなずく男性はパーヴォ・ヤルヴィそっくり。10年前すでに彼は禿げあがっていたかどうかわからないが・・・

それとNHKのスタジオの陣容は司会が森田美由紀、ゲストは黒田恭一、川井郁子、そして竹下景子。
黒田恭一は今は故人で、なつかしかった。TVで顔を見るまで、長い間FMで声に親しんできた人だ。
時々だったがNHKFM日曜朝の「20世紀の名演奏」という番組を聴き、番組の最後に魅力的な声で「皆様にとりまして素敵な日曜日になりますように」という言葉が出ると何とも言えず幸せな気分になるのだった。

'06年はモーツァルト生誕250年にあたり、プログラムへ反映されている。
以下にプログラムを記す。

第Ⅰ部
1.ヨハン・シュトラウス/行進曲「狙いを付けろ」
2.    〃     /ワルツ「春の声」
1,883年ハンガリー滞在中の晩餐会でリストと同席し、余興でピアノ連弾をして半ば即興的に生れた作品。
3.    〃     /ポルカ・フランセーズ「外交官」
1,893年初演の喜歌劇「ニネッタ侯爵夫人」から
4.ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ・シュネル「ことづて」
5.ヨハン・シュトラウス/ポルカ・マズルカ「女性讃美」
6.    〃     /ワルツ「芸術家の生活」
ヨハン屈指の傑作。
7.ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ・シュネル「憂いもなく」
第Ⅱ部
1.ヨハン・シュトラウス/喜歌劇「ジプシー男爵」から入場行進曲」
2.モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲
3.ヨーゼフ・ランナー/ワルツ「モーツァルト党」(Die Mozartisten)
「ドン・ジョバンニ」、「魔笛」から引用
4.ヨハン・シュトラウス/ギャロップ「愛の便り」 本作のみ初登場とのテロップが出た。
バレエ「シンデレラ」から
5.    〃     /新ピチカート・ポルカ
「ニネッタ侯爵夫人」間奏曲。アン・デア・ウイーン劇場でのバレエを挿入。
6.    〃     /芸術家のカドリーユ
カドリーユ(仏の舞曲)は、有名曲をメドレーするのが慣例。
楽しい曲。メンデルスゾーン「結婚行進曲」、モーツァルト「交響曲40番」、リスト「ラ・カンパネラ」、不詳「ヴェニスの謝肉祭」、モーツァルト「魔笛」から「鳥刺しの歌」etc
7.    〃     /スペイン行進曲
8.    〃     /ワルツ「親しい仲」(Du und du)
バレエ(エプシュタイン宮殿)。喜歌劇「こうもり」から
9.    〃     /ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」
打楽器奏者があやつる特殊な楽器(?)からかっこーや鳥の鳴き声が出て来てとてもユーモラス。
10.    〃     /狂乱のポルカ(Furioso)
11.エドゥアルト・シュトラウス/ポルカ・フランセーズ「電話」
曲の終わり際、ヤンソンスの携帯が鳴る。今年の放送でもスタジオで取り上げていた。
12.ヨハン・シュトラウス/入江のワルツ
喜歌劇「ベネチアの一夜」のアリア。
13.    〃     /ポルカ・シュネル「ハンガリー万歳」
ここでヤンソンス花束を受ける。
<アンコール>
1.    〃     /山賊のギャロップ
喜歌劇「メトゥザレム王子」から

そしてウイーン・フィルの新年の挨拶。
2.ヨハン・シュトラウス/ワルツ「美しく青きドナウ」
3.ヨハン・シュトラウス父/ラデツキー行進曲

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