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2017年1月15日 (日)

ウイーン・フィル・ニューイヤーコンサート2,017-番外編

新年となってJ.プレートルの訃報に接し、彼が指揮した2,010年のニューイヤーコンサートのDVDを見た。
アナログの録画で画質は良くないが、音の方はむしろ迫力が感じられた。

司会は中條静子(せいこ)アナで、この年はゲストなし。

プレートルはこの時85才、これはニューイヤーコンサートの指揮者として最高齢にあたるとの事。今年のドゥダメルとは対極の記録だ。
プレートルはこの年が2度目の指揮で、初めて振った'08年の83才も初指揮者での最高齢記録だそうだ。
またフランス人で唯一人のニューイヤーコンサートの指揮者でもある。
画面で見るプレートルは、やや肥満気味ながら精力的な指揮ぶりで、優雅というより力強さが勝つ印象。
放送の経歴紹介によると、1,924年生れで、パリオペラ座、ミラノスカラ座で活躍、'86年から5年間ウイーン交響楽団の首席客演指揮者を務めたとの事。

コンサートマスターは今年と同じライナー・ホーネック。現楽団長のアンドレアス・グロスバウアー(2'nd Vn?)とかピッコロ奏者etc今年と同じ顔は多いが、女性が非常に少ないのが現在のウイーン・フィルと大きく違うところだ。

中間の休憩時間にはウイーン放送協会製作の映像が流れた。黄金のホールでのリハーサルの模様、客席に関係者だろう人々が、響きが良さそうな辺りに居る様子。バレエ衣装のデザイン・スケッチ~仮縫いの様子。楽器の修理の様子。ホールを飾る花の搬入(Fiori di San Remoとトラックにある。北イタリアのサン・レモから運び込まれるそうだ!この時はBGMがチャイコフスキーの「花のワルツ」)etc・・・と目まぐるしく変わる。

ホールを飾る花は毎年ニューイヤーコンサートの象徴のような存在だが、総数3万本、この年はオレンジがテーマだったそうだが、開演時に画面へアップされたバラの花々の黄色が一番印象に残っている。

プログラムは以下のとおり。
この頃は、画面に初登場、作品番号の明示がない。
◎映像挿入
△バレエ映像挿入
○2,010年のアニバーサリー

第1部
1.ヨハン・シュトラウス/喜歌劇「こうもり」序曲 昨年地元で生演奏に接した。→2016年1月16日 (土) 重厚かつ華麗な大変な傑作だと改めて思った。
2.ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ・マズルカ「女心」
3.ヨハン・シュトラウス/ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」 これも昨年地元で聴いた。
4.ヨハン・シュトラウス/ポルカ・シュネル「恋と踊りに夢中」 オペレッタ「女王のレースのハンカチ」の旋律による。'14年のニューイヤーコンサートで演奏。
5.ヨハン・シュトラウス/ワルツ「酒・女・歌」 '15年のニューイヤーコンサートで演奏。  
6.ヨハン・シュトラウス/「常動曲(Perpetuum mobile)」 これも昨年の地元での曲。また'15年のニューイヤーコンサートでも演奏。8小節のテーマが形を変え、繰り返される。産業革命の機械をモチーフにした。繰り返し回数は奏者に委ねられているようだ。
第2部
7.オットー・ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲○ '10年はニコライ生誕200年のアニバーサリー・イヤーだった。ニコライは今年もウイーン・フィル創立175年のアニバーサリーで同じオペラから取り上げられている。シェークスピアの喜劇による作品(作品名?)。38才で早世している。
8.ヨハン・シュトラウス/ワルツ「ウイーンのボンボン」◎ スイーツ製造工程の映像。
9.ヨハン・シュトラウス/シャンペン・ポルカ これも昨年の地元での曲。
10.ヨハン・シュトラウス/ポルカ・マズルカ「心と魂」△ ウイーン美術史博物館でのパリオペラ座バレエ団の映像。
11.ヨハン・シュトラウス父/ギャロップ「パリの謝肉祭」
12.ジャック・オッフェンバック/喜歌劇「ラインの妖精」序曲 この序曲の旋律は歌劇「ホフマン物語」の「舟歌」に転用されている。 
13.エドゥアルト・シュトラウス/「美しいエレーヌのカドリーユ」 オッフェンバックのオペレッタ「美しいエレーヌ」の旋律をモチーフに作曲。このカドリーユは5曲から成る。'14年のニューイヤーコンサートで演奏。
14.ヨハン・シュトラウス/「朝の新聞」△ ウイーン国立歌劇場およびウイーン・フォルクス・オパーバレエ団。これもウイーン美術史博物館だが、絵画室でのバレエは豪華、華麗ではあるが、こういうスペースで踊ってよいのだろうか、と老婆心ながら疑問に思った。(^^;
15.ハンス・クリスチャン・ルンビー/シャンペン・ギャロップ ルンビーはデンマークの音楽家。酒場の喧騒を想定してか、演奏中に団員の掛け声が入る。'15年のニューイヤーコンサートで演奏。

以上でプログラム終了。女性の花束を受けるプレートル。
以下アンコール。
1.ヨハン・シュトラウス/ポルカ・シュネル「狩」 プレートル、演奏終了と同時に猟銃を出し、銃口から花が開く。'16年のニューイヤーコンサートで演奏。
ここで新年の挨拶。
2.ヨハン・シュトラウス/ワルツ「美しく青きドナウ」◎ ドナウ川を源流から黒海河口まで辿る映像。(Donaueschingen-Passau-Wachau-Wien-ブダペスト-ドナウデルタ)
3.ヨハン・シュトラウス父/「ラデツキー行進曲」

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