« 「武満徹・音楽創造への旅」-8最終回(武満のギター作品) | トップページ | 「京都・奈良・大阪の旅’17」-2(リッツ・カールトン京都) »

2017年11月14日 (火)

「京都・奈良・大阪の旅’17」-1

10月30日から11月2日まで関西へ行って来た。
‘15年から3年連続になり、それまでは1、2年おきくらいのペースだったが、’14年に華道教授をしていた義姉が逝去し、京都の頂法寺会館にある如哉庵へ祀られて以来、毎年その参拝に妻と訪れている。

東京発10時のぞみ221号の5号車11番D、E席。
10月の台風21号が第3週末だったことにひそかに胸をなで下ろしていたのも束の間、新たに台風22号が発生し、出発前々日からの雨に肝を冷やしたが、幸い本州南海上へ進路を取ったのでスピードアップして29日夜には関東は勢力圏を脱し、旅行当日は天候に恵まれることとなった。

雲が多めだったので富士を見られるかどうかが危ぶまれたが、幸い今回も姿を見せてくれた。

Img_7058

富士市あたりから見た富士。初冠雪のニュースは新聞紙面を飾っていたが、頂上付近は白くなっていない。
12時を回り、新幹線車内の楽しみの一つ、東京駅でGETした弁当を開ける。

Img_7068

京都着12時17分。烏丸口バスターミナルA2乗り場から市バスで京都市役所前下車、徒歩でリッツ・カールトン京都へ。道すがら、二条通沿いは陶芸のギャラリーとか洒落た店が建ち並ぶ。

午後1時前だったが、準備が整っているとのことで部屋へ案内してくれた。
4階のデラックスダブルルーム。45㎡。
チェックインはフロントではなく部屋で行った。その際2万円の預け金を差し入れる。これは初めての経験だ。一通り部屋の説明を受けて、暫時休憩。

ホテルを出たのは午後3時になろうかというころだった。地下鉄東西線で京都市役所前から烏丸御池の一区間乗る。烏丸通りを京都駅方面へ下る。
三条通にさしかかると、向かいにクラシックな建築が・・・みずほ銀行京都中央支店だ。
旅行後になるが11月4日付け朝日新聞土曜版(be)「古都さんぽ」で取り上げている。それによれば現在はレプリカだそうで、元は1906(明治39)年に第一銀行京都支店として辰野金吾の設計により建築されたとのこと。赤煉瓦に白い石の帯が入る目に鮮やかなデザインは、辰野式というそうだ。

頂法寺会館4Fの如哉庵へ義姉をお参りした後、東本願寺へ向かった。

Img_7082

上は烏丸線五条駅から東本願寺へ向かう途中。京都タワーと東本願寺の土塀、御影(ごえい)堂門が見えている。

東本願寺は真宗大谷派の本山。家康により西本願寺(龍谷山本願寺)から分離した。
教義はほとんど同じだそうで、浄土真宗親鸞の教えに基づいた阿弥陀仏への帰依、本願他力による往生を説く。
阿弥陀は、サンスクリット語の「アミターユス(無量寿)」(限りない命)、「アミターパ(無量光)」(限りない光)から来ているそうで、南無阿弥陀仏の「南無」は、やはりサンスクリットの「ナマス」で、意味は「帰依します」だそうだ。(Eテレ100分で名著「歎異抄」第1回)

烏丸通りに面した御影堂門から境内へ入る。

Img_7086

御影堂門から見た御影堂。
下は阿弥陀堂。

Img_7088

両堂は1604(慶長9)年完成。以後火災に4度見舞われた。4度目は1864(元治元)年の蛤御門の変による京都大火の類焼で、1895(明治28)年に共に再建され現在に至っている由。
写真でわかるように、御影堂には裳階(もこし)がある。
両堂は回廊で結ばれ、阿弥陀堂は本尊の阿弥陀如来、御影堂は親鸞坐像が安置されているとのことだが、我々が詣でた際は垂れ幕が掛かり、拝むことは叶わなかった。

Img_7097

御影堂門から見た烏丸通りの中央分離帯樹木の黃(紅)葉。マップを見ると烏丸通りの中央に植栽帯があるのは東本願寺前だけである。

地下鉄烏丸線、東西線を乗り継ぎ、京都市役所前へ戻って、木屋町通りへ入りホテルを目指した。歩いて行くと、道路脇に立て札、石碑が目に止まり、水路が開けて俵を積んだ高瀬船があった。

Img_7101

高瀬川一の船入(いちのふないり)という史跡で、船入とは荷の積み卸し、船の方向転換を行う場所で京都に9カ所在ったのが、今はここだけが保存されているらしい。

Img_7099

高瀬川は角倉了以が開墾した運河で、ここは北限にあたり水路が尽きるところに日本銀行京都支店の通用門があって、その脇に角倉氏邸跡の石碑があった。

我々が見たのは以上だったが、帰ってGoogle Mapを見るとこのあたりは大村益次郎遺址とか桂小五郎・幾松寓居跡、山県有朋の第二無鄰庵等々幕末・明治期の史跡が多いことがわかった。

17時30分ホテル帰着。

Img_7111

上はエントランスへのアプローチから見た1階(ラウンジ)、B1階(和食レストラン)。右の石垣と直交している下側の横ラインは滝になっている。上部は客室階。鴨川が望める。
(続く)

« 「武満徹・音楽創造への旅」-8最終回(武満のギター作品) | トップページ | 「京都・奈良・大阪の旅’17」-2(リッツ・カールトン京都) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「京都・奈良・大阪の旅’17」-1:

« 「武満徹・音楽創造への旅」-8最終回(武満のギター作品) | トップページ | 「京都・奈良・大阪の旅’17」-2(リッツ・カールトン京都) »