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2017年11月23日 (木)

「京都・奈良・大阪の旅’17」-3

旅行2日目の10月31日の朝食前、鴨川沿いを散歩した。
ホテルを出るとすぐ河川敷へ降りて行く階段があり、河川敷にはゆったりとした遊歩道が整備されている。
ホテル直近の二条大橋、丸太町橋間を一周した。快晴で喧騒からも遠く、大変気持ちよく歩けた。

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降り立った場所から上流を見る。護岸の随所に水面近くまで行ける階段があった。

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鴨川と平行して流れているみそヽぎ川。河川敷へ降りる途中にあり、やはり上流を見ている。みそヽぎ川は高瀬川の源流でもある。
それほど多くはないが、犬の散歩、ジョギングをする人、通勤途上と思われる人とか、出会うのはほとんど地元の人だ。

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上がみそヽぎ川のスタート点。鴨川の水を取り込んでいる。

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左岸側から。中央の傾斜屋根の低層建築がリッツ・カールトン京都。その右の高層ビルは京都ホテルオークラ。

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御池大橋より上流の橋の配置図。二条大橋、丸太町橋間は0.5km。この図にはないが、両橋のほぼ中間点左岸側に琵琶湖疎水からの合流点がある。

朝食後、島津製作所創業記念資料館へ行った。

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瓦屋根二階建てが資料館。ホテルとは目と鼻の先。
昨日ホテルへの帰途、高瀬川一の船入に隣接するこの資料館に遭遇して、是非とも見たいとの思いから訪れた。
創業者島津源蔵がこの場所で創業し、資料館の外観は創業当時のもの。展示は可成り充実しており、時間がなかったので駆け足になってしまったのが残念。
見学者は団体が複数と個人も何人かいて、団体にはスタッフの解説が付いていた。
写真撮影OKだったので、展示の様子を一部紹介したい。

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遊び心があふれた製品のコーナーにあった「昼夜の長短説明器」。カラフルな地球(?)の中央には婦人と子供(老人?)のフィギュアがある。(大正期?)

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大正期の製品コーナー。

島津製作所といえば分析計測機器のメーカーというイメージが強いが、当初は理化学器械の製造からスタートし、1895(明治28)年、初代の急逝で二代目源蔵を名乗った梅次郎は、X線装置、関連技術の高電圧発生装置、また鉛蓄電池の開発等を行って、その工業化を図り、事業を大きく拡大して行く。
日本電池(現GSユアサ)は二代目源蔵が興したのだそうで、GSとは「Genzo Shimadzu」のイニシャルだとのこと。

以降昭和平成と編年で展示されていて、下はその最後、1995(平成7)年~2005(平成17)年のコーナー。

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その時々のトピックスと共に島津製作所の取り組みが紹介されている。
2002(平成14)年の田中耕一さんのノーベル化学賞授賞式の写真、2005(平成17)年の小泉首相(当時)の三条工場視察時の記念写真等がある。

また機会があればじっくり見学してみたい施設だ。

12時にリッツ・カールトン京都をチェックアウトし、手荷物をホテルに預けてバスを乗り継いで京都国立博物館へ向かった。
河原町通りを南下、五条を過ぎ、七条へ差し掛かろうというあたり、通りの西側に長い土塀が見えてくる。涉成園で、東本願寺の別邸だ。かつて枳殻(からたち)の生け垣で囲まれていたので枳殻(きこく)邸とも称されるそうだ。入口は西側のようだ。

七条河原町で乗り換え、博物館前下車。2年振りである。前回は琳派展(参照:'15.11/26)だった。
今回は京博120周年記念「国宝」展
目録によると全210件を展示するが、会期を4つに分け、全会期展示する作品は少なく、見たいと思うものがすべて見られるわけではない。

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ところで、今まで疑問に思わなかった「国宝」だが、ちょっと調べてみた。
根拠法は文化財保護法で、文部科学省が歴史的、芸術的、学術的価値が高い美術工芸品、歴史・考古資料、建造物に対して指定した重要文化財の内、特に世界文化の見地から価値が高いとして指定されたものが国宝なのだそうだ。
また今回の「国宝」展でも出品されているが、中国等外来の美術工芸品も多数指定されていて、それらも含め文化財保護法により海外への流出防止、修復等の際の国の補助等、保護の施策が定められている。

文化庁のホームページによると11月1日現在の国宝件数は、美術工芸品885件、建造物223件で合計1,108件。よって今回は美術工芸品の約4分の1に及ぶ件数が展示されたことになる。

我々が鑑賞した10月31日はⅢ期の初日にあたり、目録によると96件が展示されていた(10/31~11/3)。
予めチェックして臨んだので、見たいと思う作品へ重点を置いて回ったが、それでも人が多かったので誘導スタッフの指示に従い順路とは逆になる1Fから見始めたので、やや巡りづらく感じた。

Ⅲ期のみ見られるのは、
148 日本霊異記 巻上
149 日本書紀 巻第22(岩崎本)
150 御堂関白記 自筆本
198 金印
等だが、殊に「金印」(漢委奴国王)は、間近で観るための特別な行列が出来ていて、約30分待ちとのことだったので後方からの鑑賞で我慢した。折角の単眼鏡を荷物の中へ置いてきてしまったことをこの時ほど悔いたことはない。
が、金色が目に鮮やかで、思ったよりも小さな金印を目に焼き付けることは出来た。

その他も逸品揃いで、
21 源氏物語絵巻 柏木
23 平家納経
31 信貴山縁起絵巻(延喜加持巻)
40 伝源頼朝像
58 松林図屏風 長谷川等伯
63 雪松図屏風 円山応挙
116 油滴天目茶碗 (東洋陶磁美術館)
等々を観ることが出来、感銘を新たにした。

Ⅲ期で見られなかったものは、
1 吉祥天像 (薬師寺)
47~52 雪舟6点
61 風神雷神図屏風 俵屋宗達
62 燕子花図屏風 尾形光琳
115 曜変天目茶碗 (京都龍光院)
121 天寿国繍帳 (奈良中宮寺)
等は目にしたかったが、1、47~52、61はかつて見たことがある。
京都龍光院の曜変天目茶碗は通常は非公開のようで、今回の展示は貴重な機会だっただけに残念(なんと、我々が鑑賞した10月31日の2日前までは展示されていた!)。
大阪藤田美術館、静嘉堂文庫美術館の2品は目にしているだけに惜しい。

三十三間堂脇に待機しているタクシーでホテルへ戻り、荷物を引き取って京都市役所前から市バスで京都駅へ。
京都発17時の近鉄特急に乗り、17時35分奈良に到着。
タクシーで奈良ホテルへ向かう。
(続く)

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